Living Colour Vivid [CD]
88年にリリースされたアルバム「VIVID」はリビング・カラーのデビュー・スタジオ・アルバムで、ビルボードのアルバム・チャートのトップ200で最高6位を記録するほど注目を集め、シングルとしてリリースされた「Cult of Personality」は89年のグラミーのベスト・ハードロック・パフォーマンス賞になります。ギタリストのヴァーノン・リードは先にミック・ジャガー のソロ・アルバム「プリミティヴ・クール」に参加しており、リヴィング・カラーのデモ・テープもミック・ジャガー がプロデュースして売り出しに助力したそうです、またミック・ジャガー がアルバムの中の2曲をプロデュースしています。トーキング・ヘッズのカヴァーである「Memories Can't Wait」や、社会問題を取り上げた「Open Letter (To A Landord)」、人種差別を扱った「Funny Vibe」ではパブリック・エナミーのチャック・Dとフレイヴァー・フレイヴをゲストで参加させるなどして、バンドの方向性を示していきました。またこの頃はステージでトレイシー・チャップマンの「Talkin' About a Revolution」や、レッド・ツェッペリンの「The Ocean」をカバーしていています。
「Cult Of Personality」シングルとしてリリースされ、この曲のリフを中心にして構築されるサウンドから当時は「黒いレッド・ツェッペリン」と呼ばれた。
「Glamour Boys」ミック・ジャガーのプロデュース。
「Memories Can't Wait 」トーキング・ヘッズのカヴァー。
「Funny Vibe」人種差別を歌っているナンバー。