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渡辺香津美  Village In Bubbles [CD]


Village In Bubbles

Village In Bubbles

  • アーティスト: 渡辺香津美 with マンハッタン・ブレイズ
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2017/07/19
  • メディア: CD


渡辺香津美の「ヴィレッジ・イン・バブルス」は前作「ロンサム・キャット」に続くニューヨーク録音の2作目で78年ににリリースされた。ニューヨークを中心に活動しているセッション・グループのマンハッタン・ブレイズと日本が世界に誇る名ギタリスト増尾好秋との共演に加え8人のホーン・セクション、14人のストリングス・セクションも加わった豪華な布陣でレコーディングし、渡辺香津美はその企画とアイディアを理解し、ジョージ・ケイブルスらアメリカのトップ・ミュージシャンを従えて堂々たるプレイをしたアルバムである。このアルバムのプロデュースはマックス・ローチのマネジャーとレコーディング・プロデューサーを兼ねてアメリカで活躍している小沢善雄、マンハッタン・ブレイズはレジー・ワークマン、ジョー・チェンバース、セシル・ブリッジウォーター、小沢善雄の4人が中心となって運営、演奏活動は始まったばかりで、グループとしての初レコーディングとなった。渡辺香津美が全曲を書き下ろし、セシル・ブリッジウォーターが編曲、ストリングスとホーン・セクションの指揮にあたっている。セシル・ブリッジウォーターはサド=メル・オーケストラやマックス・ローチ・カルテットの一員のトランペッターで、作編曲にも多くの実績をもつ逸材である。渡辺香津美とって計31名の大編成のオーケストラ従えたリーダー・アルバムは初めての事、このセッションのアイディアは小沢善雄によるものと思われるが、アルバム一曲目の「Park Avenue」を聴いてもらえるとわかると思うがストリングスとギターのアンサンブルは素晴らしく、渡辺香津美はその意図以上に応えているのには、改めて驚かされる。さらに増尾好秋と渡辺香津美の2人が共演が実現、2人アドリブ・ソロが聴ける「Village In Bubbles」では最初が渡辺香津美、続いて増尾好秋「Magic Carpet」では最初が増尾好秋、続いて渡辺香津美となっている。「Crystal Rain」ではアコースティック・ギターのソロをフューチャーした曲で個人的に好きな曲です。

「Park Avenue」

「Village In Bubbles」

「Magic Carpet」

「Crystal Rain」

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