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佐野元春 Back To The Street [CD]


BACK TO THE STREET

BACK TO THE STREET

  • アーティスト: 佐野元春
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックダイレクト
  • 発売日: 2013/02/20
  • メディア: CD


佐野元春は、音楽プロデューサーや広告代理店を経て、80年にシングル「アンジェリーナ」でレコードデビュー、ファースト・アルバム「Back To The Street」は50年代のエディ・コクランやバディ・ホリー、70年代のブルース・スプリングスティーンに影響を受けたロックンロール・ビートに乗せて歌う佐野元春の登場は鮮烈なものだった。ロック・ヒストリーを知り尽くした佐野元春は、74年に開催されたポプコンでバックレイン元春セクションというバンドで出場し、その編成が基本的な4リズムに2人のホルン奏者というユニークな編成で、目指していたサウンドはビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」やビーチ・ボーイズの「ペット・サウンド」で、どちらのアルバムにもホルンが効果的に使われていて、自分のバンドにもホルン奏者を入れて新しサウンドに挑戦するほどものだった。このアルバムでも、まだ粗削りだがその豊富な引出しに裏打ちされたソングライティングのセンスが光るアルバムで、大瀧詠一も早くから注目し、このアルバムによって、ナイアガラ・トライアングルへの参加を決定する。全作詞・作曲、佐野元春でファースト・アルバムらしい生々しい勢いを感じる、特に佐野が中高生時代の時に書いた「情けない週末」は胸に刺さるほどのリアルなバラードでここでもホルンを使っている。

「情けない週末」編曲:大村雅朗

「グッドタイムス&バッドタイムス」編曲:大村雅朗

「アンジェリーナ」編曲:大村雅朗

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