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伊藤銀次  Baby Blue [CD]


BABY BLUE

BABY BLUE

  • アーティスト: 伊藤銀次
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2007/10/24
  • メディア: CD


伊藤銀次の2枚目となるソロアルバム「Baby Blue」は82年にリリースされた。ギタリストとして松原みきのバック、沢田研二のアレンジなど多数のアーティストのバックバンド、アレンジ、コラボなど等で積み上げたキャリアを活かして5年ぶりにリリースされたアルバムで、特にこの頃に佐野元春のバンドに参加していた経験が随所に感じれれる。佐野元春が「そして誰のせいでもない」を提供、コーラスにも参加している、この曲以外はすべて自身の作曲である。作詞には売野雅勇、神田公美などを起用し82年らしいシティ・ポップを展開している。沢田研二の仕事を通じて知り合った渡辺プロの木崎賢司の勧めもあり、銀次はいったんは棚上げにしたソロ・アーティストとしての活動再開を決意、このアルバムのプロデューサーでもある木崎(名義は笠原じゅん)は、銀次にまず歌メロを完成させることを徹底して求めたという。結果としてこの作品は、バディ・ホリーからビートルズ、ジェフ・リンへと連なるポップの系譜を受け継ぎ、コンテンポラリーな日本の音楽情況の中でそれらを極めて自覚的に再構築して、ギタリストとヴォーカリスト、さらに作曲家・編曲家としての才能を世に示すアルバムとなった。ちなみにこの年から始まった「笑っていいとも!」のテーマソング「ウキウキWATCHING」の作曲者でもある。

「BABY BLUE (Live Version)」作詞 売野雅勇 作曲・編曲 伊藤銀次

「雨のステラ」作詞 神田広美 作曲・編曲 伊藤銀次

「そして誰のせいでもない」作詞・作曲 佐野元春 編曲 伊藤銀次

「プラネット・ガール(LIVE VERSION)」作詞 売野雅勇 作曲・編曲 伊藤銀次

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