紀の国屋バンド Street Sensation [CD]
竹内まりやらと共に78年に作られた名オムニバス・アルバム「LOFT SESSION Vo,1」でヴォーカル・デビューした高崎昌子、これをきっかけで結成されたのが「紀の国屋バンド」、その後にキーボーディスト、作曲家、編曲家として活躍する清水信之が中心となる実力派7人組グループ、メンバーは清水信之 (key)、川辺ハルト (g、vo、synth)、市崎元輝 (g、vo)、盛山キンタ (b)、横沢龍太郎 (ds)、高崎昌子 (vo)マック清水 (perc)で、サウンドプロデュースは川辺ハルトと当時まだ十代だった清水信之が担当している。唯一のアルバム「Street Sensation」は79年にリリースされた。大橋純子&美乃家セントラルステーションを手本にしているのは明らかだが、サム・クックのカヴァー「ユー・センド・ミー」や大貫妙子のカヴァー「AM4:00」などや、同じくシティポップ(アーバンソウル)色が感じられる「クリスタルマジック」や、スローテンポでムーディーな曲やロック、ジャズ・ファンク色の強いアッパーな曲もあり、高崎昌子 のソウルフルな女性ヴォーカルと各パートのテクニカルな演奏が生み出すグルーヴが聴きどころになっている。
「クリスタルマジック」
「AM4:00」大貫妙子のカヴァー
「Goodbye Again 」