石川セリ ときどき私は...... [CD]
モデル経験もあり井上陽水の妻でもある石川セリのセカンド・アルバム「ときどき私は...... 」は76年にリリースされた。デビュー作「パセリと野の花」での素朴で可憐なソフトロック、フォーク路線から一転、3年間のブランクを経てリリースされた本作は、アンニュイで大人っぽい雰囲気のニュー・ミュージック路線になり、シティ・ポップの黎明期を代表する1枚となった。荒井由実、下田逸郎、樋口康雄、松本隆ら多彩な作家陣が若々しく瑞々しい楽曲を提供、松任谷正隆、矢野顕子、伊藤銀次、小原礼、後藤次利、村上秀一などの豪華ミュージシャン達が参加し、石川セリのアンニュイなヴォーカルに上質なポップのエッセンスを散りばめた作品となっている。次のアルバム「気まぐれ」と並ぶ素晴らしい内容のアルバムとなっている。
「ときどき私は......」作曲:佐藤健 作詞:竜真知子 編曲:佐藤健
「フワフワ・WOWWOW」作曲:樋口康雄 作詞:みなみらんぼう 編曲:萩田光雄
「なんとなく......」作曲:佐瀬寿一 作詞:崎南海子 編曲:瀬尾一三
「ひとり芝居」作曲:荒井由実 作詞:松本隆 編曲:松任谷正隆
「SEXY」作詞・作曲:下田逸郎 編曲:矢野誠