Jay Gruska Gruska On Gruska [CD]
ロサンジェルスの凄腕セッション・グループ「マクサス」のキーボード奏者として中心メンバーとしても活躍した、ジェイ・グルスカがバンド結成以前の74年に発表したソロ・デビュー・アルバム「Gruska On Gruska」。彼の作り出す複雑な展開と繊細なメロディはクルセイダースなどに影響を受けたもので、TOTOとスティーリー・ダンの融合とも言われた。「What We've Just Ended」を聴けば、スティーリー・ダンを先取りした、凝ったコード進行が証明している。プロデューサーのマイケル・オマーティアンと二人三脚で作られたサウンドは70年代前半の作品とは思えないほどの新しいサウンドでした。ラリー・カールトン(g)、ディーン・パークス(g)、エド・グリーン(dr)、ウィルトン・フェルダー(sax)マリリン・スコット(b.vo)などが参加して制作された作品で、彼らによって更に曲の輝きをもたらしている。
ちなみにTOTOのスティーヴ・ルカサー(g)は当時高校生だったがジェイ・グルスカのセッションの現場について回り、セッション・ミュージシャンの仕事のイロハを学んだそうである。
「Every Time I Try」
「What We've Just Ended」
「Baby In Us All」