David T. Walker On Love [CD]
デイヴィッド・T・ウォーカーは、近所の教会で演奏されていたゴスペルがきっかけでギターを始める、高校卒業後ニューヨークに移り、プロミュージシャンとしての活動を開始する。彼がギタリストとして名を知られるようになったのは、やはりモータウンとのかかわりが大きい。ソウルミュージック、R&B、ジャズなどのジャンルを問わず、マーヴィン・ゲイ、ニック・デカロ、ジャクソン5、マイケル・ジャクソン、クルセイダーズ、フォー・トップス、ダイアナ・ロス、スティーヴィー・ワンダーなどアルバムを始め、数多くの作品に参加している、有名なヒット曲ではジャクソン5の「ABC」「I'll Be There」なども彼のギターである。 「On Love」は76年リリースのソロ6作目、3年前の前作まだは、マーヴィン・ゲイやダニー・ハサウェイらのニュー・ソウル系の音だったのが、今回のアルバムはジョージ・ベンソンの「ブリージン」を意識したメロウ・サウンドになっている、またR&Bチャートにもランクインを果たしている、「I Wish You Love」「Lovin' You」「The Windows Of The World」のカヴァー曲も選曲も素晴らしい。
「I Wish You Love」64年にのグロリア・リンのヒット曲、その後も色々なアーティストが取り上げている、デイヴィッド・T・ウォーカーも自分に打ってつけと思って取り上げている。
「The Windows of the World」ディオンヌ・ワーウィックの67年のヒット曲で、バート・バカラックの作曲、彼の作品が大好きで、95年にバカラック・ソングブック「Belove」を制作この曲もリメイクしている。
映像は「Lovin' You」ミニー・リパートンの名曲