Michael Franks Sleeping Gypsy [CD]
南カリフォルニア出身のマイケル・フランクスのセカンド・アルバム。前作「The Art Of Tea」(ニック・デカロが制作スタッフでストリングスのアレンジをしている、彼のボーカル・スタイルに影響を受けているのを感じる)に続いてクルセイダースを中心としたメンバーで、洗練された都会的なメロウなサウンドは、さらに完成度を上げている、マイケル・フランクスのアルバムの最高傑作と言われている。ボサノヴァの創始者、アントニオ・カルロス・ジョビンに捧げた名曲「アントニオの歌(虹を綴って)」が一番の聴きどころ、優しくて、リラックスして、しかも知的な香りがするような歌声、「B'wana -He No Home」「Down Brazil」の2曲をサンバの国ブラジルでレコーディングしたのも良い影響が出ている。特にジョー・サンプルのピアノとラリー・カールトンのギターの美しくメロウなサウンドが実に良くマイケル・フランクスの歌声とマッチしている。デビット・サンボーンとマイケル・ブレッカーのサックス陣には、カッコ良くて泣かされてしまう。
名曲、「アントニオの歌(虹を綴って)」ジョー・サンプルのピアノとデビット・サンボーンのサックスが最高です。
「Down in Brazil」は1993年のブルーノート東京の物。