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Othello Molineaux It's About Time [CD]


It's About Time

It's About Time

  • アーティスト: Molineaux, Othello
  • 出版社/メーカー: Big World Music
  • 発売日: 1993/11/02
  • メディア: CD


オセロ・モリノーはジャズにおけるスティール・パン・ドラミングの先駆者の一人である。ピアニストのモンティ・アレキサンダーの人気盤「Ivory & Steel」でスティール・パンを担当し、ジャコ・パストリアスのワード・オヴ・マウス・バンドに在籍し、スティール・パンの素晴らしさを聴かせてくれている。私はジャズのベーシストのレイ・ブラウンが好きで、その頃に一緒に演奏をしていたピアニストのモンティ・アレキサンダーが好きになり、モンティ・アレキサンダー「Ivory & Steel」でオセロ・モリノーを知ることになり、同時期にジャコ・パストリアスのソロ・アルバムにもオセロ・モリノーが参加、二人はその前にフロリダでに出会っていいた仲間だそうです。ワード・オヴ・マウス・バンドで2回、生で彼のプレイ見ましたがスティール・パンをこれほど叩ける人をまだ見た事がありません。このアルバム「It's About Time」は93年にリリースされたのですが、残念ながら輸入盤のみの発売で詳しい事はわからないのですが、オセロ・モリノーと4人から成る彼のバンドを中心に、ピアノのモンティ・アレキサンダー、パーカッションでウエザー・リポートのメンバーだったロバート・トーマスJr、トランペットのランディ・ブレッカー、サックスのボブ・ミンツァーなどの沢山のゲスト・ミュージシャンが参加し色々な曲調に挑戦、カリプソはもちろん、フュージョン、ジャズ、ファンクなどの多様な曲をスティール・パンで聴ける珍しいアルバムです。
最後に同じ93年にジャコ・パストリアスのサード・アルバム「ホリディ・フォー・パンズ」がリリースされました、彼の非業の死から6年目の事でした、80年から82年にかけてニュー・ヨークで録音されていましたが、長い間お蔵入りになっていて、サウンドはオセロ・モリノーのスティール・パンをアンサンブルの中枢にしたアルバムでした。「ホリディ・フォー・パンズ」もどこかで紹介したいと思います。


「No Way Out」パーカッションのロバート・トーマスJrがゲストとして参加。

「It's About Time + But Beautiful」サックスのボブ・ミンツァーが「It's About Time」でピアノのモンティ・アレキサンダーが「But Beautiful」でゲストとして参加。

おまけでモンティ・アレキサンダー達との映像「Monty Alexander And Friends in concert 1981」

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Third World 96° Degrees in the Shade(華氏96度) [CD]


96 Degrees in the Shade

96 Degrees in the Shade

  • アーティスト: Third World
  • 出版社/メーカー: Mango
  • 発売日: 1989/06/07
  • メディア: CD


ルーツをレゲエを基本としながらも、ポップ、ソウル、ジャズの素養を併せ持つクロスオーヴァー・レゲエ・バンド、サード・ワールドのセカンド・アルバム「96 Degrees in the Shade(華氏96度)」は77年にリリースされサード・ワールドの傑作と言われた。このアルバムによってサード・ワールドは確実にレゲエの新たな開拓者であることを見せつける。木陰にいても華氏96度(摂氏38度)の暑い日であり、それは1865年のジャマイカ最初の奴隷反乱の日でもあった。これをテーマにトータル・アルバムを作りあげた、それは彼らの日常から出た愛と人々の平和への願いと先祖の畏敬を現した世界で、作りものではない説得力があるものであった。今となっては普通の事なのだが、従来のレゲエ・パターンにとらわれないもので、アフロ・ソウル・カリブの音楽を吸収したサード・ワールドのサウンドは斬新で新世代の物だった。このテーマは世界に向けて強烈なメッセージを発信することに成功した作品。


「Feel A Little Better」

「Third World Man」

「1865 (96º In The Shade)」

「Rhythm Of Life」

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Bee Gees Sprits Having Flown [CD]


Spirits Having Flown

Spirits Having Flown

  • アーティスト: Bee Gees
  • 出版社/メーカー: Rhino / Wea
  • 発売日: 2006/06/06
  • メディア: CD


大ヒット・サントラ・アルバム、「サタデー・ナイト・フィーバー」後、79年にリリースされたビージーズの15枚目となるスタジオ・アルバム「Sprits Having Flown」。全米・全英とも1位を獲得。第3期黄金時代を代表する傑作アルバム!!このアルバムからシングル・カットされた「Tragedy 」「Too Much Heaven 」「Love You Inside Out 」の3枚も全て全米1位を獲得。「サタデー・ナイト・フィーバー」の大ヒットの後のプレッシャーにもかかわらず、これだけのアルバムを作りあげるとは、彼らの音楽性がいかにしっかりしているか、とめどもなく次から次へと湧いてくる美しいメロディー・メイカーとしての優れた資質によるものである。初期のソフト・ロックからこの方向性に変わったのは、このアルバムから4年前「ジャイブ・トーキン」のヒットで、リズム主体のディスコなサウンドへと脱皮を図った、これで新しいビージーズの方向性が決まり、自ら新し時代を切り拓いていく、ファンが何を求め、時代や状況にあった音楽は何か、その中の自分たちの可能性は何なのかを考える、ビージーズにはその魅力と力があったという事だろう。エヴァリー・ブラザースから影響を受けたクロース・ハーモニーの美しいハーモニーは3兄弟ならではの美しさを持っている。


「Too Much Heaven」

「Tragedy 」

「Love You inside Out」

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風 海風 [CD]


海風(紙ジャケット仕様)

海風(紙ジャケット仕様)

  • 出版社/メーカー: 日本クラウン
  • 発売日: 2013/05/08
  • メディア: CD


風の大久保一久さん(71歳)が12日に急性心臓死で亡くなった。関係者によると、2008年に脳血管障害で倒れ、闘病を続けていたが、12日に自宅で倒れているのを家族が見つけたという。 風でコンビを組んだシンガー・ソングライターの伊勢正三(69歳)は「よく電話で話していた。とても元気だったのに…」とがっくりと肩を落としたとニュースで伝えていた。
大久保一久さんはフォークグループ「猫」を経て、1975年に元かぐや姫の伊勢正三さんとフォークデュオ「風」を結成した。伊勢さんが作詞作曲したデビュー曲「22才の別れ」が大ヒットするなど、70年代のフォークソングブームをけん引した。他の代表曲に「海岸通」「ささやかなこの人生」などがある、
大久保一久さんは日本のアーティストのレコードってほとんど聴かないバリバリの洋楽人間だった。ご冥福をお祈り申し上げます。
「海風」は、風の4枚目のアルバムで77年にリリース、初めての海外ロサンゼルスにて録音された、この頃になるとフォーク・デュオではなくアメリカ西海岸の音楽シーンから影響をうけた、シティ・ポップとして洗練された二人組のユニットとして才能を開化させている。編曲は全て瀬尾一三。


「海風」アコギのグルーヴィーなイントロは瀬尾一三らしい、風のファンの中でも人気があった曲。

「トパーズ色の街」大久保一久といえばこの曲を思い出す。

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Donny Hathaway Extension Of A Man [CD]


愛と自由を求めて +1

愛と自由を求めて +1

  • アーティスト: ダニー・ハサウェイ
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2013/04/24
  • メディア: CD


「Extension of a Man(愛と自由を求めて)」はダニー・ハサウェイが73年にリリースしたスタジオ・アルバム、ハサウェイの生前にリリースされた最後のソロとしてのスタジオ・アルバムである。
ダニー・ハサウェイは幼い頃から聖歌隊でゴスペルを歌い、ピアノを学ぶ。後にハワード大学に進学しクラシックを学んだ。大学卒業後は作曲家、ミュージシャンとしてカーティス・メイフィールドらの下でキャリアを積み、1969年にソロ・デビューを果たした。「Extension of a Man(愛と自由を求めて)」はゴスペルやクラシックをはじめとするさまざまな音楽の要素を独自のセンスで取り入れ他には類を見ない洗練されたアルバムとなっている。特にこのアルバムの前年にクインシー・ジョーンズのアルバム「Come Back Charleston」でラヴェルやストラヴィンスキーなどの作品を題材にオーケストレーションなどの手ほどき受けていて、このアルバムに大きな影響を及ぼしている、良きシンガー、良きピアニストであるのと同時に素晴らしいアレンジャーでもあり、このアルバムの様々な曲の全てが高い完成度を誇っている。この後ダニー・ハサウェイは精神的なバランスを崩していき表舞台からフェイド・アウトしていき、79年の「RobertaFlack&DonnyHathaway」のアルバムに復活をかけていたが、制作の途中に謎の飛び降り自殺をしてしまう、デビューからわずか9年でこの世を去った、享年33歳あまりに早すぎる死であった。
生前、ダニー・ハサウェイはスティーヴィー・ワンダーが自分より人気を得ていることにを理解ができなかった、感動させる曲は分かっていたが、大衆が求めている売れる曲は分かっていなかった、しかし半永久的に生き長らえる名曲「Someday We'll All Be Free」を作りあげている。

「Someday We'll All Be Free」ダニー・ハサウェイの代表曲の一つ。

「Flying Easy」ジャズ・クラリネット奏者のウディ・ハーマンのカヴァー。

「Valdez In The Country」ピアニストとしても才能を感じるインストのナンバー、ダニー・ハサウェイのオリジナル。

「I Know It's You」モータウンのスタッフ・ライターで72年にソロ・としてデビューするリオン・ウェアの曲。マーヴィン・ゲイの薦めでこの曲を録音する。

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King Curtis Live at Fillmore West [CD]


Live at Fillmore West

Live at Fillmore West

  • アーティスト: King Curtis
  • 出版社/メーカー: Music on CD
  • 発売日: 2018/10/11
  • メディア: CD


このライブ・アルバムは前回に紹介した「アレサ・ライヴ・アット・フィルモア・ウェスト」の時に前座でキング・カーティスが演奏したものを「ライヴ・アット・フィルモア・ウェスト」として発表されたアルバムである。参加ミュージシャンもキング・カーティス、自身のバンドであるザ・キングピンズ、ビリー・プレストン 、ザ・メンフィス・ホーンズ でアトランティック・ソウルを支えたミュージシャン達の素晴らしいライブである。
キング・カーティスは優れた作曲家であった一方でアレンジャーとしても卓越した才能を誇り、ライブやレコーディングにおいては、オリジナル曲に加え、レッド・ツェッペリンの「胸いっぱいの愛を」やプロコル・ハルムの「青い影」など、白人層のロックミュージックから、スティーヴィー・ワンダーやバティ・マイルスなど当時の新進気鋭の黒人音楽家の楽曲を取り入れるなど、幅広く、柔軟な音楽性を示した。 キング・カーティスの音楽性は、アトランティックの音楽性に大きく寄与しただけでなく、1960年代後半から1970年代までのニューソウルの流れやその後に発展したフュージョンにも大きな影響を与えた。また、人材の育成にも優れた手腕を発揮し、彼自身のバンド、キングピンズからは、ジェリー・ジェモット、バーナード・パーディ、コーネル・デュプリー、チャック・レイニー、ジミ・ヘンドリックスなど、1960〜70年代に活躍した優れたミュージシャンを輩出。また、当時、無名であったダニー・ハサウェイを発掘し、プロデビューの機会を作ったことでも知られる。
同年の71年にニューヨークの自宅アパートメント前にて麻薬中毒者と口論になり、ナイフで刺され、そのまま搬送先の病院で死亡した。


「Memphis Soul Stew」アルバムの一曲目、ザ・キングピンズの名演奏が聴ける。

「Them Changes」ジミ・ヘンドリクスのバンド・オブ・ジプシーズのドラマーとしてあまりにも有名なバディー・マイルズの曲。

「Signed, Sealed, Delivered (I'm Yours)」スティーヴィー・ワンダーのカヴァー曲。

「Whole Lotta Love」レッド・ツェッペリンのカヴァー「胸いっぱいの愛を」は、本作の録音に先がけて1970年にスタジオ録音によるシングルがリリースされている。

「My Sweet Lord」ジョージ・ハリスンのカヴァー、ビリー・プレストンをフィーチャーした曲。

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Aretha Franklin Live At Filmore West [CD]


アレサ・ライヴ・アット・フィルモア・ウェスト(デラックス・エディション)

アレサ・ライヴ・アット・フィルモア・ウェスト(デラックス・エディション)

  • アーティスト: アレサ・フランクリン
  • 出版社/メーカー: WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)
  • 発売日: 2007/11/21
  • メディア: CD


71年にサンフランシスコ「フィルモア・ウェストにて行われたアレサ・フランクリンの伝説のライブを収録した歴史的名盤。60年代後半から70年代初頭の黒人社会において希望の星だったアレサ・フランクリンはニュー・ソウルを牽引していた一人でもあった、その為プロデューサーのジェリー・ウェクスラーはアレサ・フランクリンを白人の音楽市場にも売り込んでいこうとしたのがこのライブの楽曲の選択に表れている、ビートルズ、サイモン&ガーファンクル、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング、ブレッドといったアーティストの楽曲が中心のカヴァー曲で占められている、それらの楽曲をゴスペルやR&Bをベースにしたアレサ・フランクリン流にソウルフルに染め上げて原曲とは違う物にしてしまう、こういったアドリブをすると素晴らしい力を発揮するのがアレサ・フランクリンである。
参加ミュージシャンはビリー・プレストン - ハモンドオルガンを初めキング・カーティス&ザ・キングピンズ のキング・カーティス- サクソフォーン、コーネル・デュプリー - ギター、バーナード・パーディ - ドラムスなどとザ・メンフィス・ホーンズ のホーンとザ・スウィートハーツ・オブ・ソウル のコーラスのファンキーな演奏も素晴らしく、彼らによるアレサ・フランクリンのオリジナル・ナンバーの演奏による観客とのコール&レスポンスが濃厚に絡み合っていく演奏も素晴らしい。
ソウル・ミュージック史上の屈指の名盤と言われている。


「Respect」オーティス・レディングのカバー曲。

「Bridge over Troubled Water 」当時、ゴスペルとして協会で歌われ始めていたサイモン&ガーファンクルのナンバー。

「Dr. Feelgood」観客とのコール&レスポンスが凄い。

「Spirit in the Dark (Reprise)」観客としてフィルモア・ウェストにいたレイ・チャールズがゲスト参加している。

その翌年に撮影された『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』“ソウルの女王”幻のコンサートフィルムが、ついに日本公開!72年ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会でのライブの模様を映画監督のシドニー・ポーラックが撮影、アレサが公開を拒み長い間お蔵入りになっていたが3年前にアレサが亡くなり公開になった幻の映画。観客として後ろの方にミック・ジャガーも映っている。

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Sly & the Family Stone Stand! [CD]


Stand

Stand

  • アーティスト: Sly & the Family Stone
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2004/08/30
  • メディア: CD


アルバム「Stand!」は69年にリリースされ、スライ&・ザ・ファミリー・ストーンの代表作の一つだ。スライ&ザ・ファミリー・ストーンの特徴は黒人白人、男女、家族と他人の混成であること、リーダーのスライ・ストーンのサウンドは、当時のサンフランシスコのさまざまな人種と異文化を飲み込んだベイエリアで生まれ、そんなバックグラウンドからユニークなスタイルが生まれる、パワフルなファンクもあるが、ソフトロックのような曲もある、このへんが黒人白人混成グループらしい。またポップなメロディ、元祖チョッパー・ベースのラリー・グラハムのミニマルなリフを組み合わせて事でグルーブを出し、いかしたホーン、男女リレーで歌うヴォーカル、ゴスペルを思わせるコーラス、シニカルな雰囲気を漂わせるヴォーカル、ドラッキーな感覚を持つサウンドと、スライ・ストーンならではセンスを最も表したアルバムと言える。71年にはバンド内の不和がありながらも傑作アルバム「暴動」(全米1位)を発表、このあたりをピークに、スライ・ストーンの創造性は輝きを失い、アルバムセールスも下降気味となり失速していく、やがてグループも解散、スライ・ストーンは真の復活を遂げていない、それでもその後にさまざまなアーティストに影響を与えた事は間違いない。


「Stand!」

「I Want to Take You Higher」

「Everyday People」

「You Can Make It If You Try」

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Bob Marley&The Wailers Burnin [CD]


Burnin (Dlx) (Exp) (Dig)

Burnin (Dlx) (Exp) (Dig)

  • アーティスト: Marley, Bob
  • 出版社/メーカー: Island
  • 発売日: 2004/09/28
  • メディア: CD


「Burnin'」は、1973年にリリースされたザ・ウェイラーズのアルバム。ボブ・マーリー、ピーター・トッシュ、バニー・ウェイラーの3人が在籍していたウェイラーズとしては4枚目のアルバムかつ最後のアルバムで、このアルバムが出た後にトッシュとウェイラーはバンドを脱退し、ソロとして活動していく。前作『キャッチ・ア・ファイア』はある程度成功したものの、英米のロック市場におけるレゲエの認知度はまだかなり低くかった、この時にスライ&ファミリー・ストーンのツアーの前座を務め人気に火が付き始める、スライ&ファミリー・ストーン より前座のザ・ウェイラーズがライブの方が盛り上がってしまい、ツアーの途中でクビになるほどの演奏だった。これで方向性が決まったウェイラーズはアルバムを「Burnin 」作成、バンドの代表曲「Get Up, Stand Up」に始まり、エリック・クラプトンにもカバーされたボブ・マーリーのスタンダード・チューン「I Shot the Sheriff」や、さらに対決的かつ攻撃的なトーンの曲が続く、「Duppy Conqueror」「Small Axe」「Pass It On"」など、以前からの曲の再録もする、アルバム最終曲は、ナイヤビンギ様式の「Rastaman Chant」で幕を閉じる。 マーリーの他にトッシュとバニーがリードボーカルをつとめる曲もあり、トッシュ、バニーの平和的な曲はマーレィの攻撃的な曲と対照をなしている。 ザ・ウェイラーズの最初のヒット・アルバムとなりボブ・マーリーとレゲエが世界中に知られることとなるアルバムである。


「Get Up, Stand Up」

「I Shot the Sheriff」

「Small Axe」

「Pass It On」

「Rastaman Chant」

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Deep Purple Shades of Deep Purple [CD]


ハッシュ(紙)

ハッシュ(紙)

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2003/03/21
  • メディア: CD


ディープ・パープルのデビュー・アルバム、68年にリリースされた「Shades of Deep Purple」。 ディープ・パープルが大好きで部屋中が ディープ・パープルの物で溢れていた友達からこのアルバムについて熱弁されました。私はレッド・ツェッペリンの方が好きでほとんどのアルバムは聴いていたんですけど、ディープ・パープルは「ファイアーボール」「マシン・ヘッド」「ライブ・イン・ジャパン」の有名なアルバムしか聴いていなかったので、ディープ・パープルのデビュー・アルバム「Shades of Deep Purple」の事は何も知りませんでした。彼の部屋でアルバムを聴きながら説明をしてもらうことになり、彼の解説が始まりました。当時はヴァニラ・ファッジやクリーム、ドアーズなどがヒットチャートを賑わせており、そのサイケデリック・ロックあるいはアート・ロックと呼ばれるジャンルに影響を強く受けているアルバムである事、バンドの音楽性において中心的な役割を果たしていたのは、まぎれもなくキーボードのジョン・ロードでギターのリッチー・ブラックモアはまだバンドの中心ではなく、ジョン・ロードの好みに合った曲にリッチー・ブラックモアやイアン・ペイスが激しい即興演奏で絡むスタイルとなっていて、本格的なハードロック・バンドとしてのディープ・パープルとはだいぶ違うアルバムだという事、あと実際に当時のステージでは、レコードとはうって変わったハードロックを演奏していたとか、収録曲は、オリジナル曲とカバー曲の半々で、クラシック音楽からのカバー曲もやっているのでプログレッシブロックの要素もあったりして、試行錯誤していたアルバムで、最初からハードロックの路線では無かったと教えてもらいました。最初に「ハッシュ」を聴かせてくれて、こんな路線だったんだよねと言ってのをのをよく覚えています。


「Hush」ジョー・サウスのカバー曲で、シングル・カットされた「ハッシュ」、全米チャート24位まで上昇した。

「Prelude: Happiness/I'm So Glad」クラシック音楽からのカバー曲でリムスキー=コルサコフの「シェヘラザード」。

「Hey Joe」クラシック音楽からのカバー曲でファリャの「三角帽子」より「粉屋の踊り」。

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