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The Fifth Avenue Band [CD]


Fifth Avenue Band

Fifth Avenue Band

  • アーティスト: Fifth Avenue Band
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージックジャパン
  • 発売日: 2015/09/23
  • メディア: CD


ザ・フィフス・アヴェニュー・バンドは、マンハッタンのグリニッチ・ヴィレッジのフォーク・シーン(ボブ・ディランやローラ・ニーロといったフォーク勢のみならず、フランク・ザッパや若きニール・ヤングといったロック系や数々のジャズミュージシャン達がいた)から生まれ68年に結成、ジョン・リンド(vo)ピーター・ゴルウェイ(g&vo.)ケニー・アルトマン(g&b.)ジェリー・バーナム(b., フルート)マレー・ワインストック(kbd.)そしてピート・ヘイウッド(ds.)によってニューヨークで結成された6人組。ラヴィン・スプーンフルの中心メンバー、ザル・ヤノフスキーとジェリー・イェスターとめぐり逢い、彼らのプロデュースでアルバムを録音することに、当時LAへ拠点を移していたプロデューサーの二人に従い、L.Aで録音されたのがこのアルバムで、69年にアルバム「ザ・フィフス・アヴェニュー・バンド」を1枚をリリースし解散した伝説のグループだ。69年に作られたアルバムであることを忘れさせるほど洗練されたサウンドはアルトマンが作曲、リンドがヴォーカルの形が典型的で、R&B、フォーク、ブルース、ラテン、ジャズなど様々な音楽要素を持ちながら、ニューヨークのバンドらしく、都会的なソフィスティケイトされ、L.Aでの録音よるライト感覚の洒落た歌と演奏が彼らの魅力なサウンドとなり、ラヴィン・スプーンフルの後継者とも言われたグループです。山下達郎をはじめ日本のシンガー・ソングライター・フリークの熱烈な支持を受け、オリジナルリリース30年後の98年にワーナーミュージック・ジャパンで日本だけCDが再発となる異例の事が起こります。グループの解散後、メンバーのジョン・リンドは70年代にヴァレリー・カーターとハウディ・ムーンを結成して珠玉のアルバムを作った後は、EW&Fの「Boogie Wonderland」(79年, 米6位)やマドンナの「Crazy for You」(85年, 米1位)、ヴァネッサ・ウィリアムスの「Save the Best for Last」(92年, 米1位)などのヒット曲を生んでいます。
21年振りに再結成し90年にアルバム「REALLY」を出しています。そのアルバムはまたどこかで紹介します。

「One Way or the Other」ラスカルズっぽいサウンドで70年代中盤以降のAORシーンの曲と言われても全く違和感を感じさせない曲。

「Eden Rock」ラテンテーストで初期のケニー・ランキンやゾンビーズ風のナンバー。

「Nice Folks」カジュアル・ソフィスティケイションでラヴィン・スプーンフル的なハッピーなポップセンスのナンバー。

「Angel」ジョン・リンドの作曲、ホーンとコーラスを配して、マイナー調でジャージーな展開となるナンバー。

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