Daryl Hall & John Oates Abandoned Luncheonette [CD]
ダリル・ホール&ジョン・オーツの2枚目のスタジオ・アルバム「Abandoned Luncheonette」73年にリリース。アリフ・マーディンに認められデビューしたダリル・ホール&ジョン・オーツ、デビュー・アルバムはフォーク・ロックに寄せすぎて失敗、この2作目で自分達のルーツであるフィラデルフィア・ソウルを前面に出しアコースティックの質感とブルー・アイド・ソウルを足したようなアルバムを作り上げた。2人で歌ったシングル曲の「She's Gone」は全米60位に止まったが、タヴァレスによるカヴァー・ヴァージョンが74年にR&Bの1位になり、その2年後の76年に原曲も最終的にはトップ10入るヒットとなる、その後にルーロウズやディー・ディー・ブリッジウォーターにも取り上げられる名曲となった。「Las Vegas Turnaround (The Stewardess Song)」は、2人がヴォーカルを分け合いバランスに配慮して歌っていて、これはダリル・ホール&ジョン・オーツの初期の頃の特徴で、それが一番出ている曲。ダリル・ホールが歌う「When the Morning Comes」は後にカラパナやイアン・マシューズがカヴァーしている。レコーディングのメンバーは、ギターのヒュー・マクラッケン、ドラムのバーナード・パーディーとリック・マロッタ、パーカッションのラルフ・マクドナルド、サックスのジョー・ファレル、ベースのゴードン・エドワーズ、キーボードのリチャード・ティーなどのニューヨ・クークの豪華ミュージシャンが参加、ダリル・ホール&ジョン・オーツの初期の名盤であり、名匠アリフ・マーディン制作のホワイト・ソウルというかブルー・アイド・ソウルの名盤と言われている。
「When the Morning Comes」
「Las Vegas Turnaround (The Stewardess Song)」
「She's Gone」
おまけでタヴァレスのヴァージョンの「She's Gone」