Three Dog Night Harmony [CD]
スリー・ドッグ・ナイトはダニー・ハットン、チャック・ネグロン、コリー・ウェルズという個性の違う3人のボーカルを擁し、そこにジミー・グリーンスプーンを初め4人のバック・ミュージシャンをスカウトして7人編成になったバンドです。彼らの曲はどれも基本的にカヴァーもしくは外部の作曲家の手によるもので、そのほとんどが無名だったミュージシャンの曲をボーカルの3人がそれぞれ掘り出したもので、その選曲センスが特長のバンドでした。このアルバム「Harmony」はスリー・ドッグ・ナイトの6作目で71年にリリースされ、「An Old Fashioned Love Song」「Never Been To Spain」「The Family Of Man」がヒットし、スリー・ドッグ・ナイトの代表作の一つです。ここでもスティヴィー・ワンダーのカヴァーやジョニ・ミッチェル、ポール・ウィリアムズ、モビー・グレイブ、ホワイト・アクストンの楽曲を取り上げていて、このような形で彼らが発掘したミュージシャンはポール・ウィリアムズを初めランディ・ニューマン、ハリー・ニルソン、ローラ・ニーロなど、彼らのカバーがきっかけで日の目を見るようになり後にソロ・アーティストとして成功を収めた者が多いのもスリー・ドッグ・ナイトらしい話です。
「An Old Fashioned Love Song」ポール・ウィリアムズの作曲
「Never Been To Spain」ホイト・アクストンの作曲
「The Family Of Man」ポール・ウィリアムズの作曲
「Never Dreamed You'd Leave In Summer」スティヴィー・ワンダーの作曲シリータの作詞のカヴァー。
おまけでホイト・アクストンの作曲のスリー・ドッグ・ナイトの代表曲「Joy To The World」