Diana Ross Touch Me In The Morning [CD]
72年には映画「ビリー・ホリデイ物語 奇妙な果実」でビリー・ホリデイを演じることに挑み、その話題性の追い風を受けて73年にリリースされたダイアナ・ロスのソロ4作目「Touch Me In The Morning」。洗練された華やかな西海岸のサウンドは70年代のダイアナ・ロスにとって最大のヒット作となる。ジョン・レノンの「Imagine」、「Brown Baby」とマーヴィン・ゲイの「Save the Children」のメドレーはダイアナ・ロス自身が初めて個人的にプロデュースをし、マイケル・マッサー、マイケル・ランダル、ディーク・リチャーズ、そしてギル・アスキーがアルバムのプロデューサーとして参加している。タイトル曲の「Touch Me In The Morning」は全米ナンバーワンとなり、カーペンターズのヒット・バージョンの1年前にリリースされた「I Won't Last a Day Without You」やノスタルジックな「Lady Sings the Blues」はダイアナが演じたビリー・ホリデイの映画の原題であり、ビリー・ホリデイの自伝、アルバムのタイトルでもあることから、ビリー・ホリデイの精神を受け継ぐという意味と思われる曲があったりと、その全ての曲で、ダイアナ・ロスのヴォーカルは存在感を示している。
「Touch Me In The Morning」マイケル・マッサー/ロン・ミラー作
「All Of My Life」マイケル・ランダル作
「I Won't Last A Day Without You」カーペンターズのヒット曲(ロジャー・ニコルスとポール・ウィリアムス共作)
「Brown Baby/Save The Children」トム・ベアード/レナルド・ベンソン, オスカー・ブラウン・ジュニア, アル・クリーブランド/マーヴィン・ゲイ作
「Imagine」ジョン・レノン作