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Wynton Marsalis [CD]


Wynton Marsalis

Wynton Marsalis

  • アーティスト: Marsalis, Wynton
  • 出版社/メーカー: Colum
  • 発売日: 2009/09/04
  • メディア: CD


トランペット奏者のウィントン・マルサリスは80年にわずか18歳でアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズに加入し、鮮烈なデビューを飾り、80年代以降のジャズの伝統的なアコースティック・ジャズを継承する大型新人として話題となる、その超絶的なトランペットの技巧は高い評価を得ている。父はピアニストのエリス・マルサリス、兄はサックス奏者のブランフォード・マルサリス、弟にトロンボーン奏者のデルフィーヨ・マルサリス、ドラム奏者のジェイソン・マルサリスの音楽一家。
ウィントン・マルサリスの衝撃の初リーダー作「Wynton Marsalis(邦題マルサリスの肖像)」は弱冠20歳にして作られ、82年にリリースされた。当時、ニューヨークに凄い新人が出て来たとか、クリフォード・ブラウン以来の天才だとか、30年に一度出るか出ないかの逸材とか言われ、81年のライブ・アンダー・ザ・スカイで初来日し、ハーヴィー・ハンコックのステージに参加し驚異的な演奏を披露した。そのメンバー(ハーヴィー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムズ)と兄のブランフォード・マルサリスが加わり、東京でのレコーディングとなり「RJ」「Sister Cheryl 」「Hesitation」「Who Can I Turn To」の4曲が録音され、残る3曲はその後にニューヨークに戻って、この時点でウィントン・マルサリスが最初に組んだクインテットの面々が全員が顔を合わせてのレコーディングとなった。このアルバムのプロデュースを担当したのはハーヴィー・ハンコックで、いかにウィントン・マルサリスに力を入れていたかが分かる。当時多くの人達が絶賛したこのアルバムは、実に2年近くに渡ってビルボード誌にチャート・インする快挙を成し遂げ、翌年のグラミー賞でもベスト・アルバムに輝くという成果を収めている。

「Father Time」ウィントン・マルサリス:作曲

「I'll Be There When The Time Is Right」ハーヴィー・ハンコック:作曲

「RJ」ロン・カーター:作曲

「Sister Cheryl 」トニー・ウィリアムズ:作曲

おまけで、わずか18歳でアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズに入った頃の映像。

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